
夏本番に近づき、同時に夏の行事の一つ「七夕」がやってきますね。
なかなか外出ができない中、気分だけでも「七夕」をお祝いしてみませんか?
今回はいつものメニューに一手間加えて作れる「七夕」らしいレシピを3つ作ってみました!
■七夕とは?
七夕とは五節句の一つで、短冊に願い事を書いて笹に飾る行事です。
神様の娘・織姫と彦星は二人とも働き者でしたが、結婚すると遊んでばかりになり、神様が怒って引き離したところ、織姫は泣いて悲しみました。
そこで神様は年に一度だけ、七夕の夜に会うことを許したのが七夕の始まり…というのが有名な話かと思います。
しかし7月7日は梅雨の真ん中で雨が降ることが多いですよね。
そこで今回のレシピは、「星」をモチーフにした料理やデザートを作ってみようと思います。
また、「いつもの料理にひと手間」加えるだけでできて、且つ「アレンジが利きやすいレシピ」を中心にご紹介いたします。
■星柄オムライス
いつものオムライスもいいですが、七夕にちなんで星柄にして少しだけ遊び心を加えてみました!
□材料(2人分)
【ケチャップライス】
- 玉ねぎ…1/4個
- 人参…1/5本
- ソーセージ…2本
※鶏肉やミックスベジタブルなど、お好みの材料でOK!
- ケチャップ…大さじ4
- ウスターソース…大さじ1
- 塩コショウ…適量
- サラダ油…大さじ1/2
- ごはん…お茶わん2杯強
【薄焼き卵】
- 卵…4こ
- 水…大さじ1
- 片栗粉…小さじ1
- サラダ油…適量
- スライスチーズ…1枚
□下準備
- 薄焼き卵の水と片栗粉は合わせて混ぜておく
- スライスチーズを星の型抜きで2~3枚程度くり抜く
□作り方
【ケチャップライス】
①玉ねぎと人参をみじん切りに、ソーセージは縦に十字に切り、0.5mm ほどの幅に切ります。
②サラダ油をひいたフライパンを中火で熱し、①の材料を入れて玉ねぎが半透明になるまで炒めます。
火が通ってきたら塩コショウをしてさっと炒めます。
③1度火を止めてケチャップとウスターソースを加え、弱火でケチャップの水分が少し飛ぶまで炒めます。
※ケチャップとウスターソースが跳ねることがあるので注意!
④ごはんを加えて、切るように炒めます。
味見をしてケチャップが足りなかったら小さじ1ずつ足してください。
⑤全体にケチャップがいきわたったらできあがり!
ラップを広げて半月形になるように包んで休ませます。
【薄焼き卵】
※卵は一人分ずつ作るのがおすすめです!
①卵を「全卵1こ+卵黄1こ」と「卵白1こ」に分けます。
②それぞれを菜箸できるように混ぜます。
※器が使いにくいので替えました
③「全卵1こ+卵黄1こ」に水溶き片栗粉を半分入れます。
※水溶き片栗粉を入れる際は一度しっかり混ぜてください!
④フライパンに薄くサラダ油をひいて中火にし、フライパンをしっかり温めます。
菜箸の先に卵をつけ、フライパンに一本線を引いてすぐに火が通ればOK
⑤一度弱火に落とし、③を流し入れて全体に広げてじっくり焼きます。
⑥表面が乾いてきたらクッキングシートかまな板の上に出します。
⑦星の型抜きで数か所くり抜きます。
くり抜いた卵は仕上げとサラダにも使用するので取っておいてください!
⑧再びフライパンにサラダ油をひいてごく弱火にし、⑦をフライパンに戻します。
⑨くり抜いた穴にスプーンで白身を流し入れます。
⑩白身が加熱されたらお好みでひっくり返して両面を焼いてください。
※焼き色が付きすぎないよう注意
【仕上げ】
①ケチャップライスのラップを剥がして皿にのせ、そこに薄焼き卵を被せて形を整えます。
※厚めの卵なので巻く時は気をつけてください
②そこにくり抜いた卵とスライスチーズをのせてできあがり!
シンプルな昔ながらのオムライスに近いですが、ソーセージの塩気や熱々の卵に少し溶けたチーズの味は、大人から子供まで好まれること間違いなし!
ケチャップの代わりにお好みソースを使って焼きそば風にしてもよし、ご飯の代わりにスパゲッティで作ってナポリタン風にしても美味しいです。
□もっと美味しくなるポイント
今回通常の白米を使いましたが、ご飯を炊く際に少しだけ水を減らして
(米2合に対して)
- コンソメ…小さじ2
- ケチャップ…大さじ2
この調味料を加えて炊いたご飯でケチャップライスを作ると、より濃厚で美味しいオムライスになるのでオススメです!
■カラフル天の川サラダ
好きな具材をコブサラダ風に並べて天の川を再現!
今回は私の好きな具材に一手間加えてみました。
ポイントはただ一つ「平たい大きめのお皿に盛る」ことです。
□材料(2人分)
- きゅうり…1本
- ミニトマト…10こ
※大きいトマト1個でもOK
- アボカド…1こ
- スライスチーズ…1枚
- オムライスでくり抜いた卵…適量
- お好みのドレッシング
【水晶鶏】
- 鶏むね肉…150~200g
- 酒…大さじ1
- 水…大さじ1
- 塩…少々
- 片栗粉…大さじ1~2
- 氷水…適量(多めがおすすめ)
【人参のバター煮】
- 人参…1/3本
- 水…200cc
- バター…10g
- コンソメの素…小さじ1
□下準備
- きゅうり、トマトは一口大に切っておく
- スライスチーズ、人参は数枚星型にくり抜き、スライスチーズは少し細切りにする
- 水晶鶏用のお湯(分量外)を沸かしておく
□作り方
【焼きアボカド】
①アボカドは酸化防止と食感に変化をつけるため、今回は焼いていきます。
まず、アボカドに縦に包丁を入れて一周切り込みを入れます。
②種の皮は実の間にスプーンを入れ、境目に沿ってくり脱いて取ります。
実をまな板に置いて一口大に切ります。
③フライパンにサラダ油(分量外)を薄くひき、アボカドを炒めたらできあがり。
【水晶鶏】
パサつきがちな鶏むね肉をツルッとジューシーに仕上げました。
①鶏むね肉を一口大にカットしてフリーザーバッグ(もしくはボウル)に入れ、酒と塩をまぶしてしっかり揉み込んで10分ほど置きます。
②バッドの上に①の肉を広げてキッチンペーパーで挟み、しっかりと水分をとる(臭み防止もあります)。
③②2片栗粉をつけ、しっかり沸騰したお湯に入れます。
④鶏が浮いてきてしっかり火が通ったら引き上げ、すぐに氷水に入れて冷やします。
【人参のバター煮】
人参を甘くバターで煮てそのままでも美味しくしてみました。
①くり抜いた分以外の人参は皮を向いて一口大にし、くり抜いたものと一緒に分量外のお湯で軽く火を通します。
②人参をお湯から取り出し、水、コンソメの素を加えたフライパンに入れて中火で加熱します。
③しっかり沸騰したらバターを加えて弱火に落とし、5分ほど煮ます。
好みの硬さになったらできあがりです。
【仕上げ】
①飾り以外の具材をそれぞれ横一列に並べます。
②飾りのスライスチーズ、卵、人参をまんべんなく並べます。
③最後にお好みのドレッシングをかけたらできあがり!
今回アボカドが少し焦げてしまいましたが、食感の変化があって美味しかったです。
特に水晶鶏は見た目もキラキラして涼しげで、サラダにぴったりでした。
□他にもこんな具材がオススメ!
今回好きな具材を中心に作りましたが、水晶鶏の代わりにミックスビーンズやコーン、人参の代わりにリンゴやグレープフルーツなどを並べても◎
■キラキラ夜空ゼリー
最後のデザートに、甘くひんやりとしたゼリーに星を散りばめてみました。
ポイントはサイダーの「分量」!
□材料(2人分)
- お好みのサイダー…250ml
- かき氷シロップ(青)…20cc程度
- ゼラチン…5g
- 水…大さじ2(ゼラチンをふやかす用)
- アラザン…適量
□下準備
- ゼラチンに水を加えてふやかす
- サイダーを常温に戻し、以下の分量にわける
(a)20ml…濃いゼリー用
(b)30ml…薄いゼリー用
(c)20mi…ゼラチンを溶かすよう
(d)80ml ×2
※間違えやすいので注意!
□作り方
①(a)にかき氷シロップを15cc、(b)にかき氷シロップを5cc入れて混ぜます。
②耐熱容器に(c)を入れ、電子レンジで600w20~30秒加熱します。
熱くなったらふやかしたゼラチンを加えてよく混ぜます。
③②を(a)(b)にそれぞれ半分ずつ加え、しっかり混ぜます。
④(d)をそれぞれに炭酸が抜けないようそっと加え、優しく混ぜ合わせます。
⑤ホコリが入らないようにラップをかけ、冷蔵庫で3時間程冷やします。
⑥⑤が固まったら、フォークで削ります。
※お好みの大きさに削ってOK!
少し細かいくらいがおすすめです。
⑦グラスに濃い色のゼリーを加え、アラザンを数粒加えます。
⑧その上から薄い色のゼリーを半分加えてアラザンを加え、スプーンなどで軽く混ぜます。
⑨さらに薄いゼリーを加えたらできあがり!
アラザンがとけてキラキラとしたゼリーになりました。
サイダーの爽やかな香りとツルっとした口当たりに、アザランのカリッとした食感がアクセントになって◎
今回は夜空をイメージしたゼリーにしましたが、他のかき氷シロップに変更したり、コーラなどで作っても美味しいです!
□こちらもおすすめ!
そのままでももちろん美味しいですが、残ったサイダーを冷蔵庫で冷やしてゼリーに入れて「ゼリーポンチ風」にするのもおすすめです。
シュワシュワとしたアクセントも加わり、暑い日にピッタリ!
■まとめ
いかがでしたでしょうか?
それぞれちょっとした一手間ばかりですが、「七夕」気分を味わうことはできましたか?
今回のレシピは型抜きを変えればバレンタインデーやクリスマスにも作れるものばかり!
私も今年の七夕の本番にこれらのメニューを作ってプチパーティーをしてみようかと思います。
皆さんも今年の七夕は短冊を飾るだけではなく、ちょっとした「七夕パーティー」をしてみてはいかがでしょうか?

この記事を書いた人
ライター よしの
生まれも育ちも福岡のWebデザイナー兼映像クリエイター。
天神界隈を中心に、女性向けの可愛いカフェから物珍しいスポットまで、福岡市の新しいスポットを幅広く開拓しています。
好きなラーメンの硬さは粉落としです。