せっかくの連休ですが、今年は外出を控えておうちで過ごす方が多かったのではと思います。
少し心配になるのが、休み明けの気分の落ち込みや体のだるさ・・・いわゆる『5月病』ではないでしょうか。
そこで今回は、5月病対策のレシピと、オススメの生活習慣をご紹介いたします。
5月病対策としてストレスをうまく解消していくためのポイントとなるのが「セロトニン」です。セロトニンは、神経伝達物質で感情をコントロールし、精神を安定させる働きがあります。
幸せホルモンと呼ばれることもあり、耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。まずは、このセロトニンが分泌されやすくなるための過ごし方のポイントをご紹介いたします。
■食事のタイミングを決めて生活リズムを作る

体が疲れているようなら、まずはしっかり休養をとりましょう。とはいえ、休日にダラダラとお昼ごろまで寝るのはおすすめしません。
■日の光を浴びて体を動かす

新年度が始まって、1ヵ月が過ぎました。新しい生活になれていない分、疲れていたりストレスが溜まっていたりします。上手に気分転換して、ストレスを発散させるようにしましょう。
おすすめは、ウォーキングや軽いジョギングなどです。テレワークが増え、運動不足だと感じている方も多いかと思います。
■ストレス解消のために「よく噛む」

特別な趣味もなく、運動も好きではないという方におすすめのストレス解消方法は、「よく噛んで食べる」ことです。よく噛むことで、血流がよくなり脳が活性化され精神的に落ち着くと考えられています。
とはいえ、よく噛むことばかりを意識していると食事が楽しめません。そこでおすすめなのが、固いものを意識して食べることです。もともと食感がよいものは意識しなくても自然と咀嚼回数が増えます。
お肉は、薄切り肉ではなく塊肉を選ぶ、野菜は少し大きめに切って、固めに調理するなど、ちょっとした意識で咀嚼回数を増やすことができます。間食には、スルメなどの噛み応えがあるものを選ぶこともおすすめです。
■5月病対策に意識して摂りたい栄養素
5月病対策、ストレスケアには栄養バランスのよい食事はもちろんですが、さらに意識して摂りたい栄養は、
- トリプトファン
- ビタミンB6
- 炭水化物
の3つです。
フライパンひとつで作るチリコンカン
【フライパンひとつで作るチリコンカン】
【材料】2人分
- 豚ひき肉 150g
- 大豆(水煮缶) 50g
- ミックスビーンズ(水煮缶) 50g
- トマト缶(ダイス) 200g
- 玉ねぎ 1/2個
- にんにく 1片
- チリパウダー 小さじ2
- ナツメグ 小さじ1/2
- カレー粉 ひとつまみ
- チリペッパー 少々(お好みで)
- 赤ワイン 100ml
- ケチャップ 大さじ3
- 味噌 大さじ1
- 塩 少々
- ブラックペッパー 少々
- 乾燥パセリ 適量
【作り方】
1.にんにく、玉ねぎをみじん切りにする。大豆、ミックスビーンズの汁気を切る。
2.フライパンに油をいれずに豚ひき肉を炒める。豚肉から油が出てきたら、にんにく、玉ねぎを加えて一緒に炒める。
3.赤ワインを加えて煮立てたら、大豆、ミックスビーンズ、トマト缶、調味料を加えて煮込む。煮詰まって、ほどよいとろみがついたら、塩、ブラックペッパーで味を調える。
※カレー粉は無くてもOKですが、少々加えることで味に深みがでます。
入れすぎるとカレー味になってしまうので、ひとつまみ程度でOKです。
辛いほうが好きな方は、チリペッパー(カイエンペッパー)を入れて調節してください。
4.器に盛り付け、刻みパセリをかける。
※余ったトマト缶はジッパー付きの袋などに入れて冷凍保存しておくと便利です。
【ブロッコリーのアーモンド和え】
【材料】2人分
- ブロッコリー 1/4個(約80g)
- アーモンド 10g(12~15粒)
- オリーブオイル 小さじ2
- 塩 少々
- ブラックペッパー 少々
1.ブロッコリーは小房に分けて、塩茹でする。(お湯に対して約1%の塩で茹でる。)
2.アーモンドは細かく刻む。
3.茹でたブロッコリーを2のアーモンドと和え、オリーブオイル、塩、ブラックペッパーで味をととのえる。
ワンプレートで完成するので、洗い物も少なくてラクチンです。そして、食感のよい豆類や雑穀ご飯を取り入れることで、自然とよく噛むごはんになります。
チリコンカンは、冷凍保存もできるので多めに作っておいてもOKです。味噌を加えているのでご飯に合いますが、バゲットに乗せたり、パスタソースにしても美味しく食べられます!
■まとめ
いかがでしたか?思うように外出できない分、食事や運動など気軽にできることでストレスを発散させ連休明けも元気に過ごせるようストレスケアしてみましょう!

この記事を書いた人
Sunny and 中西 由紀
管理栄養士/雑穀エキスパート/フードコーディネーター
大学在学中にフードコーディネーターの資格を取得し、料理教室や雑誌などの料理撮影のアシスタント経験を積む。大学卒業後は、管理栄養士として社員食堂で勤務する傍らレシピ開発やコラムの執筆などの活動を行う。
現在は、雑穀でダイエットや肌荒れを克服した自身の経験を踏まえ、その魅力を伝える活動としてレシピ開発、コラム執筆などを中心に活躍中。また、一般社団法人ChefooDoにて食育活動にも取り組んでいる