ちなみに使用した十円玉は、若干錆びて黒くなっていました。
● 感想
一番手軽そうなこの方法ですが、唯一のデメリットは新しい十円玉を「用意する」ことです。
実は錆びた十円玉では「銅イオン」が発生しにくいとのこと。
錆びた十円玉しかない場合は、ケチャップやお酢などに5分ほどつけておくと錆がとれるとのことなので、錆をとって実験しました。
簡単に錆はとれましたが、わざわざ錆を取るのも手間だなーと言うのが個人的な感想でした。
あと、この方法を行った際は、十円玉を入れっぱなしにすると逆に菌の繁殖を促すこともあるそうなので、使用後はすぐに十円玉を回収することをおすすめします!
② 重曹袋
料理や掃除などでもよく使われる重曹は、実は弱アルカリ性。そのため、雑菌の酸性と合わさって中和してくれるので、ニオイを抑えてくれるとのことです。
重曹を水に溶かしてスプレーする方法や、直接重曹を靴に入れて天日干しする方法など様々ありましたが、今回は長く使えそうな『重曹袋』を試してみます。
● 準備するもの
重曹…適量
通気性の良い袋(お茶パックや靴下、ストッキングなど)
● 消臭方法
・重曹を通気性の良い袋(今回はストッキングを用意)に適量いれて重曹袋をつくる
・靴に重曹袋を入れる
重曹の量があまり書いてなかったので、26.5cmの靴に対して50gで試してみます。
● 効果は?
最初ストッキングを2枚重ねで実験してみましたが、ニオイがあまり取れてなさそうなので試しにストッキング1枚でもう一度実験してみました。
劇的にニオイが取れているというわけではありませんでしたが、ニオイは十円玉よりも取れている感じでした。
もしかしたらもう一晩置いておいたら、ニオイはかなり減るかもしれません。
● 感想
ストッキングだと重曹の粒が細かいと粉が少し出てくるのが欠点でした。
重曹袋はそのまま靴箱に入れたり、再度使えば2~3ヶ月は消臭効果があるそうです。
こちらの方法は長期間靴のニオイを取るのに最適かと思いますが、長い間履き続けた靴の匂いを取るには即効性はないみたいです。
③ 新聞紙
前述したとおり、靴のニオイの原因は雑菌。靴を濡れたままにしておくと、湿気で雑菌が繁殖してしまいます。
新聞紙を靴に入れると、新聞に使われている紙の繊維同士の「すき間」に湿気や臭いを吸収し、結果的に靴のニオイを消臭してくれるそうです。
● 準備するもの
新聞紙…2枚
● 消臭方法
新聞紙をクシャクシャにして靴の中に敷き詰める
● 効果は?
乾いた新聞紙を入れて実験しましたが、効果はあまり得られず…試しに新聞紙をほんの少し濡らしてもう一晩おいてみると、ニオイが少し消えていました。
● 感想
後から調べてみると、雨の日に靴がびしょ濡れになったときに乾いた新聞紙を靴の中にいれると一番効果がわかりやすいとのこと。
濡れた靴で試してみると、たしかに靴が少し乾いて臭さが落ち着きました。
こちらは十円玉同様、湿った新聞紙を入れたままにしておくと、雑菌の繁殖につながるので、一晩置いたらすぐに取り出すのがおススメです。
■結論
十円玉は効果がわかりづらかったですが、重曹袋は『日常的な靴のニオイ取り』、新聞紙は『雨の日の除湿とニオイ取り』にそれぞれ効果を発揮していました。
ただ、どの方法も長い間履き続けた靴のニオイはなかなか取ってくれないようなので、即効性を求めるなら『靴専用の消臭スプレー』などを試してみるのもいいかもしれません。
■おまけ
ちなみに、靴のニオイを予防する方法があるのでご紹介します。
①足をしっかり洗う
当たり前かもしれませんが、しっかり洗っているつもりでも、実は足の爪の周りや指の間などに汚れが溜まっていることが多いそうです。
爪の周りや足の指の間などを重点的に洗うことで、靴のニオイの原因の雑菌の繁殖を抑えることができます。
②同じ靴を連日履かない
足の汚れだけではなく汗などの『湿気』も雑菌を繁殖させる原因に。
そのため、一度履いた靴を翌日は履かず、靴の中の湿気をしっかり取ることがオススメです。
この2つを守るだけでも靴のニオイは大きく変わるので、靴のニオイが気になる人はぜひ試してみてください。
■まとめ
いかがだったでしょうか?
土砂降りの日の靴のニオイ問題は、今まで私にとって非常に深刻でした。
今回の記事の内容を踏まえて、大事な靴をニオイを気にせず長く履き続けられるよう工夫していこうと思います。
皆さんも、靴のニオイを気にしない雨の日ライフを送ってみてはいかがでしょうか?