大ブームを巻き起こしたタピオカ人気も少しずつ落ち着いてきたこの頃。今日本でジワジワきているのが、ふわっふわで優しい味の台湾カステラ。高円寺にある“新カステラ”のほか、6月には関西発の“ポンポン”もオープン!台湾に住むライターが本場の台湾カステラ事情、自宅で実際に作ってみた様子をレポートします。
実は日本ほどおしゃれなスイーツではない市民の味
日本ではややおしゃれな印象を持っている方もいるかもしれませんが、台湾では市場などでも量り売りされ、簡易的な包装で持ち帰るような庶民的な印象。また、味のバリエーションも豊富で、シンプルなプレーン味の他、チーズ味やミルクティー味、小豆餅味、チョコレート味など日本人の口にも間違いなく合うだろうと思われる味がたくさんあります。
お店や味によって異なるますが価格、上記画像のひと固まり(約600g)で4~500円ほど。冷めても美味しいですが、焼き立てはまた格別の美味しさ!!
そんな台湾カステラを自宅でも作ってみようと早速挑戦してみました!
1:1:1:1で覚えやすい分量レシピ
今回は台湾人おすすめレシピを作りやすい分量にアレンジして作ってみることに。
■材料
- 無塩バター・牛乳・砂糖・小麦粉 各65g
- 卵4個
- バニラエッセンス ※ない場合は加えなくても◎
■事前準備
- バターは室温に戻しておく
- オーブンを150度に予熱する
- オーブンシートを型に敷いておく
- お湯を沸かしておく
■作り方
①卵を卵白と卵黄に分ける
▲卵白側にわずかでも卵黄を入れてしまわないように
②バターと牛乳をレンジで溶かし(50度まで冷ます)、ふるった小麦粉、卵黄と混ぜる

▲温度が下がりきらないままだと卵黄が固まってしまうので要注意
③卵白に砂糖を数回に分けて加えながら、メレンゲを作る

▲最初は何も入れない状態で卵白を切るように混ぜる
④8分立て程度になったら、②のボールにメレンゲをひとすくい入れ混ぜる

▲先にひとすくい混ぜ合わせておくことで、後に入れるメレンゲの混ざりがよくなる
⑤残りのメレンゲを入れ、底をすくいあげるようにしながら全体をさっくり混ぜる

▲混ぜすぎに注意しつつ、均一になるようにするのがポイント
⑥型に流し込み、天板に80度のお湯を2cmほど注ぐ
▲生地を触り過ぎないように
⑦150度で40~45分焼いて完成!
早速、焼き立てをいただきます!
焼き立てを味わえるのが手作りのいいところ。
まだ温もりが残る状態で頂いてみると、ふわふわでとっても美味しい!シフォンケーキとカステラの間のような優しい味を見事再現することに成功!これなら日本でも楽しめるので是非一度作って味わってみてほしいスイーツです!紅茶や抹茶、ココアなどいろんなアレンジを楽しむのも面白いですね。
この記事を書いた人
ライター nimo*
ライター/台湾在住の一児の母 岐阜県出身、元食品メーカー勤務。
夫の転勤により17年秋より子連れ海外生活をスタート。食品工場見学が趣味で国内外問わず200か所以上の生産現場を回る。工場見学や台湾、東海地方の情報を紹介していきます。