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大牟田の夏の最大イベント!大蛇山まつりに行ってみた

2019/08/19
皆さんは福岡県にある「大牟田市」に行ったことはありますか?
大牟田市は福岡県の南にあり、かつては炭鉱の町としても栄えていた町で、熊本県まで気軽にアクセスもできる場所に位置しています。

そんな大牟田の町で、毎年大きな地域のお祭り「大蛇山まつり」があることを皆様はご存知ですか?
今回は大牟田市の夏の最大イベント「大蛇山まつり」に行ってきたので、大牟田市の魅力と合わせてご紹介します。
 

■大牟田市はどんな町?

 
大牟田市は前述した通り、かつて炭鉱で栄えていた町です。
そのため、「宮原坑跡」や「三井三池炭鉱 三川坑跡」などの炭鉱跡地や、「石炭産業科学館」などの石炭に関する施設などが観光地として有名です。

福岡市のような都会ではありませんが、長崎県の島原港まで福岡から最短で行くことができる三池港があったり、バス一つでグリーンランドや各公共施設に行くことができたりと、利便性とゆったりとした地域性を合せ持つのが特徴です。
 

■炭鉱の町で生まれた「大蛇山まつり」

 
「大蛇山まつり」は正式には『おおむた「大蛇山まつり」』と呼ばれています。
毎年7月の「海の日」の前後から8月上旬にかけて開催されるお祭りで、1961年「大蛇山祇園祭」、大牟田市商工界の「炭都まつり」、三池港の「港まつり」の3つの祭りが合わさって誕生しました。
 
2019年の今年は7月13日〜7月14日の「港まつり」からはじまり、お盆前の8月11日の「おおむた海上花火大会」で締めくくられルため、約1ヶ月を通してお祭りが行われます。

今回は、そのお祭りのメインでもある7月27日〜28日の「大正町おまつり広場」でのお祭りに参加してみようと思います。
 

■「大蛇山まつり」までのアクセス

 
会場までは、西鉄大牟田線を用いて福岡天神駅から特急で、JR九州を用いて博多駅から鹿児島本線で共に約1時間で大牟田駅までアクセスすることができます。

大牟田駅は西鉄電車、JR九州の駅が隣接しているため、「天神から行って博多駅に帰る」など自由に選択することができます。
ただし、大牟田市まで行き来する際は、電車の本数が少ない時間帯があるため、電車の出発時間だけ注意してください!
 
大牟田駅に到着し、大牟田駅西口(西鉄電車側の入り口)を出て約3分ほど真っ直ぐ歩いていくと、国道389号にたどり着きます。
そこから大牟田川まで伸びる大通りが、大蛇山まつりの会場になります。
 

■会場の雰囲気

 
7月27日。
一日目は電車からアクセスしてみました。
大牟田駅に16時半頃到着すると、まだ始まるまで30分ほどあるにもかかわらず人影がちらほら。
15分ほど経過する頃には、たくさんの人が改札口から出てきました。
 
 
 
 
早速お祭り会場まで歩いていくと、すでに出店がスタンバイしています。まだ開いていないので、お祭りが始まる17時頃に開く様子です。
近くにあった「会場図」を早速チェックします。
 
 
 
 
27日は17時以降から大通りの交通規制がかかるよう。
ごみ捨て場やトイレの場所なども地図に記載されているので、ごみ箱やトイレを探してうろうろ…などの心配がなくなりホッとしました。
この日は電車等の関係で、18時過ぎまでお祭りに参加することにしました。
 

出店の様子を見ながら、オープニングセレモニーがある中央のまつり本部辺りまで歩いていきます。

出店は大通りの歩道左右にたくさん並んでおり、定番の「焼き鳥」や「たこ焼き」を始め、話題の「タピオカドリンク」や「チーズハットグ」などなど、目移りしてしまうような屋台がたくさんありました!

 

 

 

 

オープニングセレモニーまで少し時間が余っていたため近くを見学していると、八剣神社に大きな青い大蛇山を発見。
しかも赤ちゃんを口の近くまで持っていっていました。


 

 

 

あとで調べてみると、これは大蛇山まつりの行事の一環である「かませ」というもの。
大蛇の大きな歯に子どもを噛んでもらうことで、子どもの1年間の無病息災が約束されるというものでした。

しかもこの「かませ」は会場にあるいろんな大蛇山でできるそうですので、お気に入りの大蛇山を見つけたらお願いしてみるといいかもしれません。
また、この日の20時35分頃から「かませ」をするための時間ももうけられるので、小さい赤ちゃんがいるなら暑さが和らぐ夜がオススメです。
 
大蛇山を見物したあとは、オープニングセレモニーを見学。
 
 



交通規制が始まり、17時10分頃にセレモニーが始まりました。
そして気づくとたくさんの人がお祭り会場に!
屋台も営業を開始し、真夏の暑い会場が、たくさんの人の熱気に包まれました。
 
屋台をいくつか回り、気づいたら17時50分頃。
広場を見ると、たくさんの人の企業や学校が整列していました。
 
 
 
 
そして放送と共にスタートしたのが、一万人の総踊り。
炭坑節にあわせ、大勢の人が大通りを躍り歩きます。
時間は18時になり、電車に乗るため駅まで帰ります。
すると、大牟田駅西口からにぎやかな音が聞こえてきました。
駅までたどり着くと、ここにも大きな大蛇山が。
 
 
 
 
お祭り広場だけが会場かと思いましたが、まさに町全体が「大蛇山まつり」の会場のようで、最後までその熱気を楽しみながら帰りました。
 
 

■大迫力の大蛇山たち

 
7月28日。
大蛇山まつり二日目。
この日は少し離れたところの駐車場に車を停めて見に行きました。
この日もあちこちに様々な大蛇山があります。
 
 
 
 
二日目の見所は大蛇山パレード!
最初に登場したのは「ちびっこ大蛇・ちびっこみこし」。
大牟田の幼稚園や保育園の子供たちが、「ヨイサー!ヨイヤサー!」の大きなかけ声とともに一生懸命小さな大蛇山を引っ張ります。
 
 
 
 
子どもだから可愛いのかな?と思って最初は見ていましたが、大人顔負けの力強さに圧倒されること間違いなしです。
そしてメインの「大蛇山大集合パレード」では、赤や白や黒など、様々な色や風格の大蛇山がお祭り広場の大通りにやって来ました!
力強いかけ声や熱気で目の前を通っていく大蛇山は大迫力。
更にこのパレードでは、大蛇山から花火や煙が上がり、より一層その力強さに拍車がかかります。
 
 
 
 
 
 
二日間大蛇山まつりに参加しましたが、どちらも見ごたえ抜群!
一日目、二日目、それぞれの良さを体感しました。
 

■大牟田市のゆるキャラ「ジャー坊」

 
大牟田市のゆるキャラに「ジャー坊」という人間に変身した大蛇の化身のキャラクターがいます。
 
 
 
 
こちらのキャラクターは大蛇まつりの「019年大蛇山ポロシャツ」や「2019年大蛇山Tシャツ」のデザインにも取り入られており、大牟田市では大人から子どもまで人気のあるキャラクターで、「ゆるキャラグランプリ 2018」では第2位に輝きました。

さて、このキャラクター、どこかで見たことがある気がしませんか?
実はこの「ジャー坊」、「妖怪ウォッチ」でお馴染みの株式会社レベルファイブが制作したとのこと!
株式会社レベルファイブの社長である日野晃博さんが大牟田市の出身とのことで、キャラクターデザイナーの長野拓造さんがデザインを手がけたそうです。
「ジャー坊」に会えるのは大牟田市だけ。
大蛇山まつりに来た際は、是非「ジャー坊」に会いに行ってみてください!
 

いかがだったでしょうか?
大牟田市の最大の夏祭り「大蛇山まつり」の良さは伝わりましたか?
「大蛇山まつり」に参加してみて、ただのお祭りではなく「大牟田市が一体となってできあがったお祭り」といっても過言ではないと思います。
大牟田市民の人もそうでない人も楽しめる、そんなお祭りだと肌で体感しました。
来年の夏は、是非大牟田市の「大蛇山まつり」に参加してみてはいかがでしょうか?
 
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この記事を書いた人

ライター よしの

生まれも育ちも福岡のWebデザイナー兼映像クリエイター。
天神界隈を中心に、女性向けの可愛いカフェから物珍しいスポットまで、福岡市の新しいスポットを幅広く開拓しています。
好きなラーメンの硬さは粉落としです。