沖縄本島の南部に位置し、橋で渡れる小さな離島「奥武島(おうじま)」。
ガンガラーの谷や斎場御嶽、ニライカナイ橋などから近いのはもちろん、那覇市内からでも車で40分程ととても訪れやすい離島のひとつです。
そんな奥武島の名物は行列もできるほどの大人気の「沖縄天ぷら」ということで早速行ってみました!
65円で買えるお手頃価格
「奥武島」と検索すると、一番最初に「天ぷら」が関連ワードとして出てきます。
それほど、奥武島名物となっている沖縄天ぷらは、地元民から観光客まで行列ができるほど人気となっているとのこと。
そんな噂を聞きつけ、開店直後を狙って行ってみました!
本州とつながる橋を渡ると、すぐに目に入る「てんぷら」の看板。
ここが沖縄天ぷらの人気店のひとつである「中本鮮魚てんぷら店」です。
▲お店の前には無料駐車場もあります。
10時開店ですが、平日の10時過ぎにはすでにお客さんが並んでいました。
天ぷらの他にも、揚げパンやメンチカツ、そして沖縄いなりといったものまでありました。
天ぷらは65円商品が多く、とってもお手頃です。
▲その日の“やさい”や“さかな”はお店の人に確認したら、教えてくれます。
注文は専用用紙に記入して、レジに持っていくシステム。
▲私たちはもずくとあーさの天ぷらを注文。
テイクアウトでドライブしながら食べてもいいですが、ちょっとした飲食スペースも設けられているので用意されて調味料を使って、味の変化をつけながら食べても◎
厚くてふわふわとした衣
天ぷらと言ったら、揚げたてのさっくりしたイメージをしていた私たち。
しかし、実際食べてみた沖縄てんぷらは衣が厚く、ふわふわとした食感。
▲もずくの天ぷら(65円)
▲あーさの天ぷら(65円)
何もつけずに食べても美味しく、食事としてもおやつとしても食べられそうです。
1個でもボリュームがあり、もっと色々食べたかったですが断念…。
因みに、ここから歩いて5分程のところにある「大城てんぷら店」も、多くの人が列を作り賑わっていました。
▲せっかくなら、天ぷら食べ歩きをしてみるのもいいかも!
奥武島のみどころ
奥武島には、天ぷら以外にも見所があります!
特に感動したのが、透明度の高い真っ青な奥武島ビーチ。
あいにく、訪問時は曇り空でしたが、それでもその魅力が分かるほど透き通った海が目の前に広がっています。
▲のんびり釣りをしているおじさんもいました。
また、地元の人からも大切にされている神聖な場所の一つ、「西之御嶽(いりぬうたき)」は、不思議な空気が流れています。
▲複雑に入り組んだ樹木も印象的
さらに進むと「竜宮神」と書かれた看板を発見。
降りていってみると、花束のようなちょっと変わった形をした岩がありました。
ここも、どこどなく不思議な雰囲気が漂う神聖な場所といった印象を受けました。
▲足元が悪い為、スニーカーなどかかとの低い靴がベスト
6月下旬から秋頃までは国土交通省「島の宝100選」にも選ばれた夏の風物詩「とびいかの天日干し」も見ることができるとのこと。
天ぷらだけ食べて帰るつもりでしたが、実際に行ってみたら、ついつい長居したくなるような雰囲気を持った奥武島でした。リゾート地化されていないため、島の生活に溶け込んだような感覚が味わえるのも魅力的に感じる理由のひとつかもしれませんね!
この記事を書いた人
ライター nimo*
ライター/台湾在住の一児の母 岐阜県出身、元食品メーカー勤務。
夫の転勤により17年秋より子連れ海外生活をスタート。食品工場見学が趣味で国内外問わず200か所以上の生産現場を回る。工場見学や台湾、東海地方の情報を紹介していきます。