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約4年ぶりの名古屋開催!映像×光で金魚を魅せる「アートアクアリウム展」

2018/07/31
『アートアクアリウム展』とは、アートアクアリウム アーティストである木村英智氏がプロデュースする、幻想的な水中アート展覧会のことです。
 
こだわり抜かれた水槽デザインが見られる会場ではハイレベルな水質調整も行われており、独自の世界観を存分に楽しむことができます。
 
今回は約4年ぶりに名古屋での開催となった同イベントに行き、魅力を探ってみました。
 

■映像×光で金魚を魅せる


約4年ぶりの名古屋開催となった今回は、「江戸・金魚の雅」がテーマ。金魚が庶民文化として根付いていた江戸時代の涼が現代に蘇っています。
 
灯りを落とされた会場内は、幻想的な雰囲気に。
さまざまなテーマに合うよう、映像や照明が駆使された独特の世界観に、思わず目を奪われてしまいます。
 
例えば、「ボンボリウム」と名付けられたこちらの作品は、七色の光で金魚を幻想的に演出していました。
 
 
 
 
和を楽しませてくれる雪洞の中では、少し大きめの丸い金魚が泳いでおり、来場者を笑顔にしていました。
 
そして、本展最大の見どころでもある「大奥」と「キモノリウム」は見入ってしまうほど、迫力がありました。

まず、京都の伝統工芸品である“京友禅”最高峰の着物を水槽に埋め込んだ「キモノリウム」は、金魚と3Dプロジェクションマッピングで着物の柄を表現。
 
 
 
着物に映し出される柄はバリュエーションが豊富であるため、何度見ても楽しめる仕組みとなっていました。
 
 
 
 
そして、金魚を愛でる文化が花開いた江戸を象徴する“大奥”を表現した作品「大奥」は光の色によってまったく異なる印象を与えます。
 
例えば、ピンク色にライトアップされたときは艶っぽく、アダルトな雰囲気に。
 
 
 
 
作品は、赤色にライトアップされるとより雅な印象になり、禍々しくも見えます。
 
対して、黄色に変わったときは華やかなイメージが強くなり、大奥の煌びやかさが伝わってくるように思えました。
 
 
 
 
幅約3mにわたる複合的な作品であるため、見応えもばっちりなので、ぜひ会場に行かれた際はじっくりと楽しんでみてください。
 
また、数々の人気作品の中には、こんなコミカルな作品も。
 
 
 
 
「ジャグジリウム」と名付けられた本作はバスタブの中ではなく、周りを金魚たちが泳いでいます。
 
ラグジュリーな雰囲気が漂うこちらの作品は特に女性ウケがよく、バスタブの中に浮かべられたアヒルを見た来場者からは「かわいい」という声も上がっていました。
 
 
幻想的でインパクト大な作品が数多く展示されている「アートアクアリウム展」は、金魚のかわいさにも触れられるイベントです。
 
気になった方はぜひ会場へ足を運び、夏の涼を満喫してみてくださいね。
 
 
<イベント概要>
アートアクアリウム展
会期:2018年7月21日(土)-9月16日
会場:松坂屋美術館(愛知県名古屋市中区栄3-16-1 松坂屋名古屋店 南館7F)
入場料:当日:一般(中学生以上) 1,000円/子ども(4歳以上 小学生以下) 800円/3歳以下無料
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この記事を書いた人

古川 諭香

三度の飯より猫が好きなアラサーのライター女子。
愛玩動物飼養管理士やキャットシッターの資格を活かしながら、ペットサイトで記事を執筆中。
かわいいものよりもコミカルものに惹かれるため、家にはネタ系のガチャガチャグッズが溢れている。