search

渋谷で一番辛いラーメンの3分チャレンジ体験記

2017/11/20

「ラーメン」って魔法の言葉ですよね。

お腹が空いた時、友人と飲み会をした帰り道、 フラっとどこかでご飯を済ませたい時、
いつも僕はラーメンが食べたくなります。

さて、『壱角家』をご存知でしょうか。

『壱角家』は、都内だけでなく関東圏内にも店舗拡大する、「家系」をメインに様々な趣向を凝らしたラーメンを食べることができる人気のラーメンチェーン店です。

今年7月、その『壱角家』から激辛専門店『壱角家RED』が渋谷・道玄坂にオープンしました。



というわけで、予定終わりの23時、行ってきました『壱角家RED』。


店内は「寺」をイメージしたコンセプトになっており、風神や雷神のイラスト、鈴などが飾ってあります。

ノーマルの家系ラーメンを食べることもできますが、“世界一辛い”唐辛子「トリニダード・スコーピオン・ブッチ・テイラー」を使用した辛みそラーメン、辛みそつけ麺が一押しのようです。

何を食べようか迷っていたところ、世にも恐ろしい文字を発見しました。

「閻魔」



龍神が「常人が食べられる限界の辛さ」と書いてあるにも関わらず、 さらにその上をいく閻魔。
チャレンジ精神だけは旺盛な自分は、「閻魔のところで踊っているおじさん誰だろう」と考えながら、なぜか「辛みそRED閻魔」を購入していました。


待つこと5分。
普通の、ただ少しだけからそうなラーメンと一杯の牛乳を店員さんが持ってきてくれました。




「あれ、全然辛くなさそう」

次の瞬間


気が付くと目の前は地獄絵図のようになっていました。

まさに阿鼻叫喚。

大きな箱から気持ち良さそうに唐辛子をかける店員さんの顔を、僕は生涯忘れることはないでしょう。
ラーメンと同時に、タイマーが持ってこられました。
僕はどうやら、3分以内に食べ切ると指定された飲食店で一部メニューが無料になるカードをもらえる「閻魔チャレンジ」に挑戦することになったようでした。

まさに閻魔との一騎打ち。

やはり勝負するからには負けてはならないのが男でしょう。

「ピッ」というタイマー音とともに、戦いの火蓋は切って落とされました。
まずは一口。

「あ、これあかんやつや」


渋谷で一番なんてものではなく、世界で一番辛いラーメンなんじゃないかって思うほどの衝撃でした。

もう一口頑張ってみましたが、舌が痺れる痺れる。

でも独特の食感の麺はやはり『壱角家』、上に乗っているかつお節やチャーシューも大変美味しかったです。
ただ、あまりの辛さに圧倒された僕は、牛乳を丸ごとラーメンの中に入れてしまいました。

ほんの少しだけマイルドになったものの、閻魔はやはり閻魔でした。

3分後、試合終了を知らせるタイマーがなりました。





圧倒的敗北を喫した、歴史的瞬間でした。

試合は終わったものの、汗をかきながらなんとか食べ切りました。

また機会があればいつか「閻魔」を倒しにいきたいと思います。

待ってろ、閻魔。

Original

この記事を書いた人

小室 立帆

東大生ライター。日本三景・天橋立が生んだ稀代の酒乱。
1年生の冬にある学生団体に出会い、その活動に没頭。最高学年になると副代表に就任する。ところがボランティアのしすぎで留年を果たし、ポジティブに毎日を生きようと決意。親からのLINEにビビりまくる毎日を過ごしている。趣味は旅、ネットサーフィン。

関連する記事RELATED