
ニッカウヰスキーやサントリーなど、世界に誇れるジャパニーズウイスキーがいくつかありますが、実は台湾にも世界的な賞を数々受賞している“KAVALAN(カバラン)”という高級ウイスキーがあるんです。今回は、台湾在住の筆者がカバランの工場見学に行ってきた様子をレポートします!
カバランとは…?
そもそもカバランという名前を皆さん聞いたことあるでしょうか?
ウイスキー好きでない限り、名前すら耳にしたことがない方も多いと思います。もともとは、『金車』という大手飲料メーカーが“いつか台湾でウイスキーを造る”という夢を掲げ、2002年からウイスキー事業を始めたのですが、2010年のブラインドテイスティングイベントにてかなりの好評価を得たことをきっかけに世界的に知られるようになったのです。

その後も、世界中から調達した多彩な樽を使い、バリエーション豊かなウイスキーづくりを極め、毎年、世界的な賞を数々受賞しているんです。台湾国内はもちろん、世界中のウイスキーファンを魅了し、今後ますます注目が期待されるブランドでもあります。
台北から約2時間。宜蘭にある工場見学へ行ってみた。
そんなカバランの工場見学に行ってみたい!と筆者の住む台湾高雄から台北まで新幹線で1時間半、そこから電車とタクシーで2時間以上かけて、目的地に到着!
(※台北から宜蘭はバスの方が早いと知り、帰りはバスで1時間ほどで帰りました。)

予約なしで自由見学も可能ですが、せっかくなので、ガイドをお願いすることに。日本語が少しだけ話せるお姉さんが私たちだけのために案内してくれました。
■工場見学のおおまかな流れ■
①概要説明
▲会社や工場、商品について、日本語ガイドの映像
②ウイスキー第一工場見学
▲ウイスキーの原料について実際に触りながら教えてくれる
▲熟成期間に使用する樽によってウイスキーの味や香りが大きく異なる
▲蒸留の様子が通路から見えるように工夫されている
▲熟成庫にはたくさんの樽がずらり!
③試飲
ここでガイドは終了し、最後に無料試飲をすることができます。
▲試飲可能な時間を事前にチェックしていくことをおすすめします!
その後、私たちは売店を覗いてみることに。種類豊富なウイスキーはもちろん、ロゴ入りオリジナルグッズの販売もありました。
▲750mlで約37,000円する高級品も
▲ポロシャツやキャップなども販売
▲カバランはビールも製造しており、我が家も愛飲している
そして、2階には食事も楽しめるカフェやおしゃれなバーなどもあります。
カフェメニューは、やや高め、味はまぁまぁといったところが正直な感想でした。


さらに別途有料でテイスティングやオリジナルウイスキーづくりもできます。
工場見学+ランチ+バーなどのんびり過ごして所要時間は約3時間でした。今は、コロナの影響で難しいですが、普段は日本を含めた海外からのお客様も多数いるとのことでした。ちなみに平日であれば、樽焼き工程や充填工程の見学もできたのですが、この日は土曜日だったので、残念ながら、見ることができませんでした。そのリベンジも兼ねて、また是非足を運んでみたいと思います!

この記事を書いた人
ライター nimo*
ライター/台湾在住の一児の母 岐阜県出身、元食品メーカー勤務。
夫の転勤により17年秋より子連れ海外生活をスタート。食品工場見学が趣味で国内外問わず200か所以上の生産現場を回る。工場見学や台湾、東海地方の情報を紹介していきます。