歴史ある品々が揃う、かどや民具館から始まり、二軒茶屋餅でお餅を食べながらちょっと休憩。蔵独特の香りと空気を楽しむ味噌たまり蔵、三重を代表する地ビール蔵の見学、そして嬉しいお土産付きと魅力たっぷりの伊勢角屋の工場見学を紹介します!
歴史の品々が並ぶかどや民具館
最初に案内していただいたのは、旧砂糖蔵を利用したかどや民具館。
戦前まで利用されており、黒砂糖を船から直接荷揚げする為に勢田川に面して作られているそう。川を眺めながら当時の様子を聞いていると、まるでその光景が蘇ってくるような不思議な感覚に陥ります。
▲かつて舟参宮に用いられた「どんどこ丸」の再現品も
館内には、実際に使われていた貴重な品々が展示されており、説明を受けながら間近で見学することができます。
▲帳場で使用されていたとされる台帳
毎月25日はくろあんの日 二軒茶屋餅本店
続いて、伊勢で400年以上続いている二軒茶屋餅本店でお餅とお茶をいただきます。
こし餡をお餅で包み、きな粉をまぶしたシンプルなものですが、優しい甘さが口の中に広がりとっても上品で落ち着く美味しさです。
▲1人1個ずつ あたたかいお茶もいただけます
毎月25日は黒糖を使用した“くろあん”のお餅の日ということもあり、次々とお客さんが買い求めに来る様子が印象的でした。
▲作っている様子を見ることもできます
各賞受賞の三重を代表する地ビール工房
茶屋でゆっくりとした後は、味噌溜まり蔵へと案内が続きます。
大正12年操業開始という貫禄を感じながら、蔵独特の香りと光景に圧倒されます。
▲上から樽の中の様子をのぞくこともできます
続いて、地ビール工房では、ガラス越しに三重を代表する伊勢角屋麦汁の製造工程を見学することができます。
大手ビール工場のような迫力のある製造ラインでは、ありませんが、案内係の方から飛び出す様々な製造秘話がとても面白く、思わず聞き入ってしまいました。
▲壁に貼られた歴代ラベルにも注目
ここまでで見学は終了。
ビールの試飲が待っていますが、私たちは運転があった為、断念。
しかし、その分1本お土産としてビールをいただくことができました。
今回、私たちはじゃらんから1,200円で見学+お土産のプランを申し込みしていた為、
地ビール、味噌、醤油、二軒茶屋餅の中から好きなものを選ぶことができました。
▲私たちは地ビールを選択(写真はお土産2本+試飲分1本+購入分1本の計4本)
まとめ
決して、派手な観光スポットではありませんが、会社の経営に関わる方から直接お話を聞くことができるので、とても深く知ることができ、楽しく見学することができました。
わずか1時間程度の中で、どっぷりと歴史ロマンに触れられる角屋麦汁の工場見学、そして優しい美味しさの二軒茶屋餅、とってもおすすめです!
この記事を書いた人
ライター nimo*
ライター/台湾在住の一児の母 岐阜県出身、元食品メーカー勤務。
夫の転勤により17年秋より子連れ海外生活をスタート。食品工場見学が趣味で国内外問わず200か所以上の生産現場を回る。工場見学や台湾、東海地方の情報を紹介していきます。