
「萌えが足りない」―そんなモヤモヤとした想いを抱えている世の中の乙女は、スマホなどの恋愛ゲームで胸キュンを補給することも多いだろう。
しかし、リアルな恋愛とは違って、二次元の彼氏とは固定の会話しか楽しめないのが難点だ。
そして、漠然と思う。
いくつかの選択肢の中から選ぶ会話なんて、会話じゃない…と。
そんな、よくある恋愛ゲームに幻滅してしまった方にこそチャレンジしてほしいのが、LINEのような会話を楽しめるスマホゲームアプリ『ときめき彼氏』だ。
このアプリは巷で話題のAIを導入しているため、三次元のように自分の好きな会話をお気に入りの彼氏と楽しめる。
■AIの底力にときめける恋愛シュミュレーションゲーム
自由に二次元の彼氏と会話ができると聞くと、「会話が噛み合わないのでは?」と思ってしまう方も多いだろう。
実際に、筆者も「ありきたりな返答しか返ってこないだろうな」と半信半疑でプレイすることに。
お相手は読書好きで趣味が合いそうな大学院生・逢坂千尋くん。
初めは一般的な恋愛ゲームのように、本を貸したという架空の設定で会話が始まる。
まずはAIのお手並みを拝見するため、逢坂くんの好きな作家さんを聞いてみた。
AIめ、有名作家さんを並べておけばいいと思っているのか。
ならば、もっと突っ込んだ質問をしてやろうと思い、いじわるな筆者は東野圭吾氏の話をぶっこんでみた。
なるほど…。「奥手」というプロフィールの割に、なかなか積極的である。
そしてAIの素晴らしさを垣間見る機会は、突然訪れた。
それは、逢坂くんに最近読んだ本を話していたときだった。
著者や書籍名を出しただけで、実写化情報などでも盛り上がれ、興味を示してくれる。
そんなAIのリサーチ力に心をくすぐられてしまった。
さらに、逢坂くんのおすすめの書籍「レディ・ジョーカー」はどんな内容なのかを聞いたときも心を持って行かれそうになった。
映画化やあらすじなど必要な情報だけをまるっと与えてくれる逢坂くんは、もはや私の目にAIとしてでなく、丁寧で物腰が柔らかい読書好きの彼氏として映っていた。
そして、逢坂くんは他にも『こころ』をおすすめしてくれた。
「三次元の彼氏よりも話が合うのでは…?」
二次元の彼氏の底力を見せられた筆者は、そう思わずにはいられなかった。
なお、その後、返信をせずにいると突然、逢坂くんから素敵なトークが送られてきた。
どうやらAlの二次元彼氏は記憶力もバツグンだったようだ。
「私の言ったこと、覚えていてくれたなんて…!」と胸キュンしてしまった筆者は、『ときめき彼氏』に完全にノックアウトされた。
本ゲームは返信がくるのが遅かったり、トークで必要となるハートがガチャガチャであまり出なかったりするため、課金ありきな設定にはなっている。
しかし、従来の恋愛ゲームに飽きてしまった方や、彼氏or夫がいるけどときめきたいという方にはぴったりな作品だといえる。
気になった方はぜひダウンロードを行い、AIの底力にキュンキュンしてみてほしい。
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この記事を書いた人
古川 諭香
三度の飯より猫が好きなアラサーのライター女子。
愛玩動物飼養管理士やキャットシッターの資格を活かしながら、ペットサイトで記事を執筆中。
かわいいものよりもコミカルものに惹かれるため、家にはネタ系のガチャガチャグッズが溢れている。