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都市伝説が絶えない「としまえん」に行ってみた

2018/06/12

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東京に住んでいる子供にとって、身近な存在でもあり、パラダイスのような世界が広がっている、東京都の練馬区に「としまえん」という遊園地があります。幼かった頃を思い返しても、「アトラクションがたくさんあった遊園地」という記憶しか残っていないかもしれません。大人になった今でも、「としまえん」にまつわる都市伝説が絶えることがありません。厳選した3つの都市伝説を真実を確かめに行ってみた。
 

ウワサの絶えない3つ「としまえんの都市伝説」とは?

 



遊園地と言えば・・・、絶叫系のアトラクションで「ドキドキ、ハラハラ」する瞬間を想像しますが、背中がゾクゾクするような余韻のあるアトラクションが、「としまえん」の特徴です。コークスクリューのように派手で刺激的なアトラクションが「表の顔」で、回転木馬のように歴史とともにあるアトラクションが「裏の顔」と言えるかもしれません。「としまえん」にある歴史を背景にして、都市伝説が生まれているように思えます。




出展:としまえん


厳選した3つの都市伝説とは・・・、
①「としまえん」という名称の謎、②本当の火の玉が現れる「お化け屋敷」、③鬼門の位置にあって、どこから現れたかわからない少女に睨まれて追いかけまわされる「ミラーハウス」は、30年以上も前から噂されているにも関わらず、まったく色あせない都市伝説です。
一時的なデマやウワサなら、とっくに忘れ去られてしまいますが、ひとつの謎から更なる謎が生まれているようです。古い「豊島園全景図」を見ているだけでもゾクゾクしますね。
 

 

1つめの都市伝説、練馬区にあるのになぜ「としまえん」?


 
 ▲古城の喫茶跡



漢字表記の古い「豊島園全景図」では、時代背景もあり「ひらがな」表記がされていません。
単純な話ですが、練馬区にあるのだから「ねりまえん」で良いはずなのに、なぜ「としまえん」という名称がついているのか?一見どうでも良いことのように思えますが、やっぱり気になります。理由がわからないから・・・、ウワサがウワサを呼ぶ都市伝説になっているような気がします。
正門ゲート近くにある「古城の喫茶跡」は、「としまえん」を開園当初からずっと見守ってきたかのような風格があります。今ふうに言えば、ジブリアニメ「天空のラピュタ」で描かれていた、「シータが幽閉されていた城」のようにも見えますね。興味が尽きないところですが、名称の謎を解くために、歴史をさかのぼる必要がありそうです。
 





謎を解くカギは、意外な場所にありました。正門ゲートの左側、夏に賑わう「ウォータースライダー」が見える場所です。このアトラクションは、もともとの地形を生かして造られました。
「としまえん」が開園した当時(1926年)の地名は、東京府北豊島郡上練馬村だったそうです。当時の財界人で藤田好三郎氏が所有していた土地を、東京市民に「運動と園芸を広く奨励するため」に公開したのが始まりです。かつて「豊島一族」が治めていた練馬城があり、豊島左近太夫景村の「居城跡」だったことから、「豊島園」と命名された経緯がありました。
 



▲練馬城跡(矢の山)


建物の上にあるアトラクション「フライングパイレーツ」から、「フリュームライド」越しに見ると、「ウォータースライダー」のある場所が見えます。練馬城のあった「矢の山」の地形を利用したことがよくわかる光景です。

2つめの都市伝説、火の玉騒動で新聞にも取り上げられた「お化け屋敷」

 



本物の火の玉に追いかけられたという数多くの体験談がある、都市伝説の1つめの「お化け屋敷」です。都市伝説というべきなのか?新聞にも取り上げられた時代もあり、本当の火の玉が出るという噂は、30年以上も前から続いています。
よくある「お化け屋敷」のほとんどが「ビックリさせる系」のモノで、来客を「絶妙のタイミング」で驚かせます。怖がらせているのではなく、ビックリさせているだけに過ぎません。
 




としまえんの「お化け屋敷」は「ビックリ系お化け屋敷」とは違います。「マジでヤバい!」という独特の雰囲気が漂っているんです。勘を頼りに自分が進まなければ、「逃げられない真っ暗闇」。古典的な雰囲気ならではの、「不安にさせる」「怖がらせる」という質のモノで、恐怖心が増幅するアトラクションです。
ちなみに屋敷内は、全自動で動く仕組みになっているので、スタッフは誰1人いません。目の前や背後に誰もいないのに、センサーが作動するタイミングがズレて「仕掛け」が動き出したら、ご用心!・・・目に見えない存在がイタズラしているかもしれません。
 




としまえんの「お化け屋敷」は、カラダに触れるような仕掛けがひとつも無いうえに、「火の玉が飛んで来る」ことも、「小さな女の子が通路にうずくまっている」こともありません。背後に誰もいないはずなのに、肩を触られたという恐怖体験談が多数あるアトラクションなので、不思議な体験をしたとすれば・・・未知の世界の存在を認めるしかないでしょう。
ジブリアニメ「ハウルの動く城」に登場する、カルシファーのような火の玉だったら、歓迎したいところですが・・・。

 

3つめの都市伝説、女の子に睨まれると異世界に引きずり込まれる「ミラーハウス」

 



140枚以上の鏡の迷路になっているミラーハウスは、薄暗い室内にある鏡の反射で錯覚を起こす仕組みになっています。方向感覚が狂って、どちらに進んで良いのやら・・・空間だと思ったら、たびたび鏡に顔をぶつけてしまいます。
興奮した子供たちが走りまわって鏡に衝突してケガを負う事故が、頻繁に発生するアトラクションとしても知られているようですが・・・納得です。
 




鏡のエリアから抜け出して、ホッとするのも束の間。アタタタタッ・・・、方向感覚がグチャグチャです。ミラーハウスの中には、「秘密の鏡の部屋」と呼ばれている部屋があると、ウワサされています。「そんな部屋はアトラクションの内容に無い」とスタッフの方に聞かされていましたが・・・。
 




方向感覚を失っている鏡ばかりの部屋で、「少女に睨まれて追いかけまわされる・・・」というウワサがあります。果たして少女から逃げ切れるのか・・・、「逃げ回っているうちに異世界に連れていかれてしまう」という都市伝説があります。
光と影と気配が乱反射するミラーハウスは・・・恐怖です。ケガをしないように逃げ回りましょうね。

 

もう1つの都市伝説、鬼門エリアにある閉鎖された「西洋おばけ館」

 



「としまえん」の鬼門エリアにある、「ミラーハウス」で方向感覚がグチャグチャになってしまいました。ミステリーゾーンとも言える鬼門エリアには、忘れ去られたアトラクションがあるのをご存知でしょうか?
 




人気(ひとけ)のない鬼門のエリアには、カラフルな壁の古い洋館があります。ウォークスルー型の西洋お化け館として使われていましたが、1990年代の小学生に間で奇妙なウワサが広まったアトラクションでした。
「幽霊のようなモノを目撃した」などのウワサが流れて、奇妙なできごとも相次いだことから、アトラクションの継続が困難になってしまい、永久に封印されてしまった。
 




話の出どころは不明ですが、1990年代にとしまえんで遊んでいた世代にとっては、非常に良く知られたウワサです。
公式な記録は無いため、「事実無根の都市伝説」と言えるでしょう。現在では、事業用施設として利用されている。従業員の出入りなどもあり、封印されているわけでは無さそうです。


 

場外編:「としまえん」の結界みたいなマーキング?




乗り物アトラクション以外の面白さがある「としまえん」を都市伝説を確かめてきましたが、駅に向かう途中で「奇妙なモノ」を見つけました。
路上の消火器の下にブラさがっているモノ・・・、
 



いったい・・・何の意味があるのでしょうか?
 




少し離れた自動販売機横にもありますね。もしかすると、「としまえん」を守るために結界を張っているのかもしれませんね。
お化け屋敷・ミステリーゾーン・西洋お化け館ともに「鬼門の位置にある」のは、偶然なのでしょうか?何を守ろうとしているのか?恐るべし!・・・「としまえん」の都市伝説。

 

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この記事を書いた人

ライター MAKIJI

マニアックな旅行ライター。ジブリアニメが好きすぎてトトロの森のある街で「観光コンシェルジュ」として活動中。見過ごしがちでマニアックなスポットや、都市伝説のある場所を彷徨って、妄想しながら「ひとりっぷ」している。