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SNSで話題!上野「『怖い絵』展」に行ってきた!

2017/12/11

皆さんは「怖い」ものは好きですか?

やっぱり「怖い」といえば夏ですよね。
「本当にあった怖い話」や「世にも奇妙な物語」、心霊を扱う特集番組などは昔から人気です。
(僕はめちゃめちゃ苦手です。1ヶ月間は夢に見るほど苦手です。)

そんな中、今年の夏、これまた人間に恐怖を植え付ける恐ろしい名画たちが日本に上陸しました。



兵庫と東京で開催された、その名も「怖い絵」展。
SNSで話題沸騰となり、長い日には3時間以上も列に並ぶという大盛況っぷりをみせるこの絵画展に、怖いもの見たさで早速行ってきました。

12月上旬の夕方、東京・上野の「上野の森美術館」を訪れました。
僕が着いた時には、なんと平日であるにもかかわらず1時間待ち。
会社帰りのサラリーマンやお母さん世代の方々、学校帰りの大学生が多い印象でした。




あいにくの雨に加え風も吹いており、なかなかキツかったですが、どんな絵が待ち構えているんだろうと胸を躍らせながら待っていました。
実際に待ったのは40分ほどでしょうか、閉館まで1時間ほどということもあり、やや駆け足でのスタートでしたが、バッチリ550円で音声ガイドを借りました。
なんとこの音声ガイドのナビゲーターは女優の吉田羊さんが務めているそうです。

さて、美術館に入り、階段を上ったところから始まる第1章「神話と聖書」。
解説に「神話や宗教は、本質的に人間には抗うことのできない超越的な力や摂理を抽出するもの」とあるように、人間の哀れな姿や翻弄される姿が描かれた作品が多かったです。
オデュッセウスやソロモンなど、歴史で勉強した人物が扱われた絵画もあり、早速惹かれました。 第2章は「悪魔、地獄、怪物」。地獄のイメージを描いた作品から悪魔を描いたもの、さらに人間の心を蝕もうとする架空の怪物まで題材に取られており、第1章と比べて「怖い」絵が本当に多いイメージでした。
バックグラウンドを知るまでもなく、ストレートな怖さが表現されていたように思います。

第3章は「異界と幻視」というタイトルで、日常生活ではあり得るはずのないものが見えてしまった様子を描いたものが多かったです。
個人的にはジョセフ・ライト作の「老人と死」という作品が、知れば知るほど面白かったです。
気になる方は是非調べて見てくださいね。

ここまでで残り時間は30分ほど。
階段を降り、第4章からは少しスピードアップしました。
第4章は「現実」。
もしかしたらこの章が一番怖かったかも知れません。
よく「お化けよりも妖怪よりも人間こそが一番怖い生き物」と耳にするように、架空のものでもなく、夢でもなく、人間が生きる現実にこそ、不条理や恐怖が含まれている。
そう感じる作品の数々でした。



ポール・セザンヌの「殺人」などはまさにその象徴だったかと思います。
あと「切り裂きジャックの寝室」という作品にも何か怖さを感じました…。

第5章の「崇高な風景」は絵画自体というよりバックグラウンドが怖い作品が多かったです。
映画化もされ有名になった古代の街「ポンペイ」を火山が襲う様子を描いたものなどは臨場感のあるものでした。 そして最後は第6章「歴史」。
「マリー=アントワネットの肖像」や「クレオパトラの死」など、誰しもが歴史の授業で一度は耳にしたことのある人物を扱う作品もあれば、この絵画展の大目玉「レディ・ジェーン・グレイの処刑」も展示されていました。




「怖い絵」展のフライヤーにもなっているこの作品はやはり多くの人が目にしたかったのでしょう。
想像以上に大きい作品の周りには来場した方々でいっぱいでなかなか近づけませんでした。
解説を読んだところでちょうど閉館の時間に。
1時間ほどでしたがどの作品も解説を読み、鑑賞することができたかのように思います。
欲を言えばもう少し考える時間が欲しかったですが…(笑)
感想としては、やっぱりどの絵も怖いです!(笑)
今から行く方には是非、作品の背景を紐解き、読み解いてくれる音声ガイドを借りることをオススメします!

ゆっくり鑑賞した後は売店コーナーにも立ち寄ってみてくださいね!

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この記事を書いた人

小室 立帆

東大生ライター。日本三景・天橋立が生んだ稀代の酒乱。
1年生の冬にある学生団体に出会い、その活動に没頭。最高学年になると副代表に就任する。ところがボランティアのしすぎで留年を果たし、ポジティブに毎日を生きようと決意。親からのLINEにビビりまくる毎日を過ごしている。趣味は旅、ネットサーフィン。