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会社員とフリーランスのダブルワークはじめてみた

2018/01/21

昨今「働き方改革」なんていって、多様な就業形態を認めましょう、という気運が高まってきております。
在宅勤務や週休三日、副業OKなど、多くの企業で社員のモチベーションアップや離職率低下などのため、様々な試みがなされているようです。



実際の兼業の例として、今まで聞いたなかで変わったところでは、「銀行員×前衛音楽家」や「公務員×小説家」「お寺の住職×写真評論家」なんて方もいらっしゃるとのこと。

海外では兼業が当たり前の国もあるようですが、日本でも、これからどんどん普及していくのかもしれません。

かくいう自分も兼業生活を始めました。
会社員とフリーの編集・ライターのダブルワークです。

ちなみに、この原稿もフリーのライター業としてのお仕事でございます。
今勤めている会社で、過去にライター業のような兼業をした例がなかったので、どう申請したらOKがもらえそうか、担当部門の人と相談しながら手続きを進めました。

自分が申請した後、ほかにも兼業やってみようかな、という人が出てきたので、やはりダブルワークに興味がある人はそれなりにいるんだなぁ、と。

みなさまの中で、会社員とほかの何かの兼業をお考えの方がいらっしゃったら、まずはご自分の会社の制度や利用状況を確認してみてはいかがでしょうか。



始めてみて感じた、会社員とフリーランスのダブルワークの利点は、安心して冒険できることです。

会社員としての定期・安定収入があればこそ、フリーの仕事では、報酬の面(もちろんこれもすごく大事!)以外のところで挑戦することができます。

あと、ゆっくりとしたペースで、徐々にアクセルをふかすことができるのもうれしいところ。

何かに追い立てられている感覚がないので、これから無理のないペースで、少しずつ拡大していけたらな、と計画しております。

逆に注意点としては、覚悟の問題ですかね。
正直、フリー一本の方にくらべて、何としてもこの仕事で稼がなくては、というエネルギーが湧きにくいです。

ほかに定期収入があるなかで、どうやってモチベーションを維持していくかは、これからの課題だと思っています。

また、兼業にあてる時間の確保も大切な問題です。
どうしても平日の夜や休日を使うことになりがちですが、できればこれまで通りに休みたいし、なにも考えずにぼーっとする時間もほしい。

そんななか、通勤電車の中やちょっとした細切れの空き時間は、とっても貴重だなぁと感じています。




ちなみに、フリーとしての名刺が刷り上がったときは、なかなかアガリました。
自分にもうひとつの顔ができたような気がして妙にうれしかったです。




なんとなく躊躇してしまって最初の一歩が踏み出しづらいなぁと感じてらっしゃる方は、まずはカタチからということで、名刺を刷ってしまう、というのも手だと思います。

Original

この記事を書いた人

伊東 真尚

1983年生まれ。広告制作会社にてコピーライター、出版社にてDVD業界誌の編集などを経てフリーの編集・ライター。そのとき冷蔵庫にあるもので作る、一期一会の料理がライフワーク。

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